2017/05/29
物事には、すべて由来がありますよね。
ここでは、その中でも興味深い由来を紹介していきます。
早速、まいりましょう。
【その1】
カタカナの由来
日本語には、漢字、ひらがな、カタカナと、3種類の文字体系があります。これは、世界的にみても珍しいこと
ですが、中でもカタカナはどういう目的で作られたのか不思議じゃありませんか?
ひらがなとカタカナは、どちらも平安時代に作られました。
ひらがなは漢字の形を崩して作られた文字なのに対し、カタカナは漢字の一部を使ってできた文字です。
カタカナは「片仮名」とも書きますが、「片」には一部分という意味があります。片仮名という名前からも、
漢字の一部からできた文字ということがわかりますね。
【その2】
ケツメイシの名前の由来
「ともだち」「さくら」などのヒット曲で有名なケツメイシ。ケツメイシの名前の由来はなんと下剤なんです。
中国で古くから下剤として使われている薬草「決明子(けつめいし)」からとった名前だそうです。
なぜ、下剤の名前を使ったかというと、「すべてを出し尽くす」という意味を込めたらしいです。
実は、ケツメイシのメンバーのうち2人は薬剤師の免許を持っていて薬剤師として働いていた経歴もあります。
そんなメンバーだからこそ、こんな名前がつけられたらしいですよ。
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【その3】
キーボードの配列の由来
パソコンを使い始めると、最初につまづくのがキーボードの配列じゃありませんか?
アルファベット順に並んでいるわけじゃないですからね。
では、このキーの配列はどうやって決められたんでしょう。
パソコンが登場するよりもっと昔に、文字を入力して印字するタイプライターという機械がありました。
初期のタイプライターの文字配列は、今とは違う配列でしたが、タイプライターの普及に従って
キーボードの配列も変わっていったそうです。
配列の変更は、文字の入力効率が良くなるように変更されたのかと思いきや、実は全く逆という説が
あります。入力速度が速すぎると機械の故障につながるという理由で、わざと入力効率を落とす配列にした
らしいです。それが、今もパソコンのスタンダードになっているなんて不思議ですね。
【その4】
親知らずの語源の由来
大きくなってから生えてくる歯で、生え方によっては抜かないといけなくなる、やっかいな歯ですね。
永久歯が生えるのは、だいたい4歳から8歳の間です。8歳というとまだまだ親の手がかかる年齢だから、
歯が生えたことも親が気づくはずですね。
一方で、親知らずが生えてくるのは、一般的に18歳から40歳と言われています。
この頃には親の手を離れていることから生えたことを親が知らない、という意味で「親知らず」という言葉が
生まれたそうです。一説では、親知らずが生えた頃には親がなくなっているからという説もあります。
今より寿命が短かった昔では、40歳で親が亡くなるということも珍しくなかったかもしれませんね。
【その5】
シャープペンシルの名前の由来
シャープペンシルというと英語と思われるかもしれませんが、実は日本で作られた和製英語なんです。
シャープペンシル自体はアメリカで開発されたもので、「Eversharp Pencil] という名前で商標登録されていま
した。「常に尖った鉛筆」という意味で、当時は画期的な発明品でした。
その後、家電メーカー「シャープ」の前身である早川金属工業が、日本版のシャープペンシルを開発しました。
その時に商標登録された名前が「Ever ready syarp pencil」。これがシャープペンシルの直接の由来です。
ちなみに、英語では「シャープペンシル」では通じませんので気をつけましょうね。